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つまんない独り言。
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薄汚れたこの世界

君の目にはどう映っているのだろうか。

きっとピンクや黄色の蛍光色で溢れているのだろう。

君からしたら、私なんか

そこに立っているカキの木と変わらないんだろう。

さっきからずっとここにいるのに

目の前を通り過ぎてしまう君。

君の姿をこの網膜に映したい

ただそれだけなのに。


初めて出会ったときのことを

今でもよく覚えているよ。

「音も無く現れる」なんていう表現があるけど

君は違っていた。

君のその音に驚かされたよ。

初めて聴いた時は

赤い目をしたあいつらだと思った。

立っているだけで汗ばんでくるのに

君は白いフワフワのマフラーを首に巻いて

黄色のきれいなレッグウォーマーをつけて

一生懸命に働いていた。

その姿にドキッとしてしまった。


君がいる社会の

君の立場を考えた時

かわいそうに思った。

運命に従って生きることしかできない君を

できるものなら助けてあげたかった。

でも今は違う。

君がそれでいいなら

それでいいんだ。


君は可愛い。

私がいくらそう思っても

その黒くてきれいな瞳に

私が私として写ることはないのだろう。

君に触ろうとするなら

君は私を敵と見なし容赦なく攻撃するだろう。

そして、私が思うこの気持ちすら

君に届くことはないんだろう。

わかっているさ。

でも私はそんな君が好きなんだ。


君は、君が好きな花だけ見ていればいい。

君に似合う花をこっそり用意しておくから

またここに来たときに

その花の前で一休みして欲しい。

君が気に入ってくれた様だったら

もっとたくさん用意するよ。

君が毎日ここに来てくれるように。
 

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